先日Facebookに投稿したものですが、こちらにも転載いたします。
月相(新月・満月など)のホロスコープ解釈について、私が現在思っていることをまとめたものです。
かなり長いですが、ご興味がある方の目に留まればよいなと思います。
前段として
近年、占星術を仕事としている方、学んでいる方、たくさんの方が月相に合わせてホロスコープを読み、そこに込められたメッセージを発信しておられます。
広く一般にとってはまだまだ「12星座占い」の域を出ない占星術の世界ですが、入口に過ぎないその世界から一歩、また一歩と深い世界へ足を踏み入れる人も増え、「ホロスコープ」をベースとする占星術への関心は高まりつつあります。
私は個人的に、この傾向を歓迎しています。
自分の近況
そのような中で、私自身も月相についての発信を行うようになりました。
現在は、新月・満月のホロスコープのみを使用し、解釈した結果を発信しています。
しかし、解釈の結果をそのまま文章に起こす手法は避けようと思い、詩文のようなスタイルを採用しています。
現スタイルを採用した理由
現スタイルを採用した理由を整理すると、次のようになります。
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月相解釈をする人の多さ
すでに月相解釈をされている方はとてもたくさんお見えです。ですが、それぞれの方に見えている世界は違うので、当然解釈結果も異なります。
そのため、もし自分が月相解釈文の発信を新たに始めたとしても、どなたかとまったく同じ解釈結果になるということはありません。
それだけでも多様性はあると言えるかもしれませんが、「あまり人がやっていなさそうなスタイルにしたい」という欲求が湧き上がり、消えませんでした。 -
関口シュン先生の月のサビアンシンボルの詩文
私が師事した関口先生の、その時々の月が示すシンボルから生み出される詩をいくつか読んでいて、そのうちのひとつをFacebook上でシェアさせて頂いた際、
「水瓶座お得意の論理性をベースに、色や飾り、ムードや遊びで演出するのはきっと楽しい」というコメントを頂きました。このことがとても大きかったと思います。
これをきっかけに、過去の人生の中で、途切れ途切れではあるけれど、詩文を書いていたことを思い出したりしました。
そもそもの考え方・スタンス
私は個人的に、月相解釈に対しては次のようなスタンスで取り組んでいます。
月相の解釈とは、すなわち新月あるいは満月時点のトランジット図の解釈である。
トランジットだということは、「季節」のようなものであり、極端に言えば「背景」にすぎない。その瞬間の天空のエネルギーが、ひとりひとりにとってどのような意味をもたらすかは、地球上に存在する人の数だけパターンがある。
その人の内面にどのような影響があるか、具体的にどのような行動に結びついていくのかも異なるけれど、それ以前に、読み手に必ず何らかの意味があるとは限らない。また、仮に意味があったとしても、影響力の大きさも重要性も種類も違う。
背景は背景でしかなく、個々の人生にどのように作用するかまでは、どんな占星術者であっても、トランジットだけでは判断できない。
このような考え方から、月相解釈において、多様な読み手に対して確実に意味のあるメッセージを書く ということは、私にとっては不可能であり、また納得点を見いだすことができませんでした。
他の方が発信することについて
一方で、多様な占星術者が、多様な世界観や視点でそれぞれのメッセージを発信することは、意味のあることだと思っています。
それは、多様な読み手(世界の人々)それぞれにひっかかるメッセージはそれぞれで、必要としている人も異なるからです。
誰にとっても、合う人、合わない人がいるのと同じことで、世の中にあふれる無数のメッセージも、響くもの、響かないものは皆それぞれ異なるのです。
厳密な意味ですべての人に関係のあるメッセージを送りたいのなら
ホロスコープの持つメッセージを「すべての人に関係あるメッセージ」として発信したい場合、個人単位のホロスコープ解釈を適用して考えると辛いと思っています。
逆に、それを目指すならば、ガチでマンデーン(社会占星術)をやったほうがいいと思います。というかマンデーンはそのためにあるはず…。
そんなわけで、私個人としては、月相解釈などトランジットの解釈を書くならば、マンデーンをやれるようになってから書くことにしたいと思っています。
ただ、マンデーンはとても厳格で難しいので、ずっと先になると思います。
現在の最大の問題点
少し前(蟹座の新月のとき)に、「ホロスコープが読めなくなった」と思ったのですが、山羊座の満月のときに、頭を一旦更地にして解釈をしてみたら、普通にできました。
できなかったのは、解釈から詩文をイメージすることでした。つまり詩を書く能力そのものが足りなかったというだけの話。これはもう練習あるのみ…!
今後の月相解釈をどうするかについて
またしばらく、今のスタイルのまま続けていきます!
美しい詩文を書けるようにイメージ力を磨かねばー😂