どこかを目指していたはずなのに
道を見失ってしまったとき
自由を求めて飛び続け
疲れ果ててしまったとき
そんな日は
涙の海に還って
魂の歌を聴きにいこう
誰もいない
暗くて深い海の底から
何かのゆらめきが
聴こえるでしょ?
言葉になっていないから
歌とは言えないよ
と思うかもしれないけど
それは
魂の震える声だから
大切に聴いてあげて
もし涙が流れるなら
流せるだけ流して
心をきれいに洗い流そう
洗い流したら
魂に
そっと寄り添わせよう
魂と心が
共鳴したとき
無数のシャボン玉みたいに
虹色のよろこびが生まれて
次々に弾けては
世界を
虹の光と音で
埋め尽くしてくれるよ
愛にあふれた世界は実現しない
なんて
幻想なんだから
無理に信じなくても大丈夫
満ち足りたいと願うことは
悪いことなんかじゃないよ
もし
求める豊かさに愛が宿っていないなら
闇の王が
壊れそうなくらいに世界を揺さぶって
教えてくれるよ