昨年はじめて公開した自分自身のソーラーリターンチャートの解説ですが、今年も引き続きチャレンジします。
ひとつひとつの要素をできるだけ書き出して、解読の参考としていただけるようにまとめていきます。
基本的な思考はしていますが、ソーラーリターンでは割とフィーリングも入った形にしています。
それでは今回も、少しでもお楽しみいただけましたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
ソーラーリターンとは
ホロスコープ上で、現在の☉太陽が、ネイタルチャート(出生図)の太陽と同じ位置に戻ってきた瞬間のことを「ソーラーリターン」と言います。
日本語ですと「太陽回帰」と言います。
だいたい誕生日と同じ日になりますが、年によって少しずれたりもします。
ソーラーリターンチャートを読むと、誕生日からの1年間がどのようなものになるのかをつかむことができます。
チャート:2018年2月17日 7時46分36秒
トランジット
こちらはソーラーリターンの瞬間のトランジット図です。

第 12 ハ ウ ス 祭 !!!!
そしてASCも魚座!!!!!
何だこのネタみたいな配置は!!!!!
ネイタルチャートとの対応
もうひとつ、ネイタルとの対応状況を示すチャートを併せて添付します。

なんだかクィンカンクスが多く目立っています…。
ネイタル側で受けているのは、
- 月(T土星から)
- カイロン(T火星から)
- グレートコンジャンクション(T月から)
となっていました。
自らの心の器と古傷、社会的使命において葛藤を起こし悩むことで、成長を遂げることを要求されているようです。
1年の流れ
アングル(ASC・MC)とそのルーラーから、1年の流れをつかみます。
アセンダント(ASC)

位置
♓魚座22度
サビアン:♓魚座23度「降霊会を催す霊を物質化する霊媒」
不可視世界のエネルギーを現実の世界の中に「降ろす」ために腐心するような1年になるということでしょう。
アスペクト
- ASC・冥王星・木星-小三角
- カイロン-コンジャンクション
神秘エネルギーの具現化を目指すこの1年のテーマをより色濃くするような天体の組み合わせだと感じます。この下に記載するASCルーラーから読み取れる内容と通じることですが、この配置がくれるエネルギーを無駄にしないためには、とにかく自らの芯をしっかりと持ち続け、逃避や堕落を避けることが大切だと思います。
ネイタルチャートとの照応
ASCはネイタルチャート上でも、第12ハウスに入ります。
私の場合、ネイタルチャートでのASCが♈牡羊座の若い度数であるためか、サインとハウスの意味はほとんど重なってしまいます。
ソーラーリターンチャート内のASC位置の意味とほぼ同じく、今年一年はひたすら魂の世界と向き合いながら過ごすことになりそうです。
第12ハウスとはどんなハウスか?
私はもともと自分自身の個人天体の過半数を第12ハウスに持っているために、このハウスとの付き合いは長いです。
確かに占術家としては、ここに天体を持てたことは一見幸いに見えるかもしれないのですが、現実適応がとても難しくなりがちで、結局は相当な「遠回り」が必要な配置だと思っています。それはある意味、多くの他者がしない苦労や困難を体験することを、数多く「必要とする」ということでもあります。
今回このハウスに大半の天体や感受点が入ったということは、恐らく(昨年のように)自分が思うように物事は進まず、もしかしたら諸々の意志すら道を拓くための意味をなさないのかもしれません。ただただ青い霧の中を漂わなければならないのなら、それはかなりの恐怖や喪失感を伴うのかもしれません。
ただ、実際に何が起こるのかは自分のスタンスや選択次第なので、もし霧の中を漂うばかりになった時には、心を鎮めて静かに「自分の在り処」を確かめながら過ごしたいと思います。
アセンダントルーラー

ルーラー:海王星
ポジション:♓魚座・第12ハウス
ASCも魚座ですが、第12ハウスも魚座的なハウスです。ルーラーも海王星ということで、魚座の支配星。
完全に「魂の世界」にどっぷり としか言いようがない…。
心に「芯」がないと、簡単に現実逃避する危険性が高い状態かと思います。しかし、絶対自分をそうさせてはならない。
サビアンシンボルが示すように、不可視の力は現実を創り出すためにひたすら集中して使いたい。そのためには、自らの理想を(海王星の力に溺れて)ぼんやりとあいまいに想うのではなく、洗練させ、浄化させ、美しく磨き上げることが大切ではないかと思います。
ルーラーのアスペクト
- 月-コンジャンクション
- 金星-コンジャンクション
- 火星-スクエア
- ドラゴンヘッド-クィンカンクス
月・金星という受動天体とコンジャンクションとなっていて、ステリウム状態。なんだか本当に、美と感性と神霊の世界に埋没するような1年になるんでしょうか…。
一方で火星とスクエアを形成しているので、ただでさえ果てない理想を追いかけようとする射手座の火星の欲求が異常に昂ぶる可能性を感じます。エネルギーの使い方を間違えると危険な感じがプンプンしますので、「注ぎ先」に細心の注意を払いたいです。
ドラゴンヘッドとのクィンカンクスについてはあまり考えなくてもよい気がしますので、ここでは解釈を割愛します。
MC

位置
♐射手座25度
サビアン:♐射手座26度「戦場の旗手」
ASCが示す「神秘の体現」というイメージとは異なる、強い意志と姿勢を感じるシンボルが出ました。
MCにこのようなシンボルが出たということは、この1年のおそらく中盤以降には、自らの行動指針と方向性の確立を果たし、「誰かにとっての指標を示す」役割を果たそうとするのでしょう。
だとすれば、私はまさに占術をそのように使用したいのだから、魚座と海王星と第12ハウスの世界の中で、そのための真髄をしっかりと見出すべきなのでしょう。とても精神的にストイックな修行みたいな1年になりそうです。
アスペクト
- MC・太陽+水星・天王星-小三角
- カイロン-スクエア
面白いことにこちらにも小三角があり、カイロンとのアスペクトがあります。一見「修行だー!」的なシンボル続きですが、その達成のために天体は発展的な力を与えてくれそうで、とてもありがたいなと思います。
ASCの小三角が、神秘的なエネルギーの醸成とそこからの発展性を示すなら、MCの小三角は、先進的な姿勢と閃きによって目的までの道筋を描き出す推進力を示しているようです。
今回ASC・MCどちらにもカイロンが関わっているのは何だろう?
第1ハウスに位置しているので、やはりいったん、ここ最近で構築しなおしてきた自己像にダメージを追うような体験はあるかもしれません。どちらかというとその原因となるのは「古傷」であるように思います。
ここでも「向き合う」というキーワードが見えてきます。
ネイタルチャートとの照応
今回のMCは、ネイタルの海王星とタイトなコンジャンクションとなっていました。
ここでも海王星が関わっていて、私自身の霊性を開き、磨き上げるための1年として、用意されたもののように感じます。
今年は本当に海王星のカラーが強烈だなあ…と思います。
MCルーラー

ルーラー:木星
ポジション:♏蠍座・第8ハウス
第8ハウスは、第12ハウスと並んで解釈が難しいなといつも思いますが、親密な関係内あるいは閉鎖的な環境という観点で考えてみます。
すると、親密な関係者からの支援を受けられるか、あるいは閉鎖的な関係性や状況の中で他者に対して寛容な姿勢を示すことが社会的発展につながると考えられます。
ルーラーのアスペクト
- 木星・冥王星・ASC-小三角
- カイロン-トライン
- 太陽+水星-スクエア
- 天王星-クィンカンクス
もし「親密な関係者からの支援を受けられる」状況が本当に起こった場合、ちょっと能天気だったり自堕落になったりしやすいかもしれません。ここは気を引き締めたいところです。
小三角については、ASCのアスペクトでも取り上げましたのでこちらでは省略します。そしてまた第1ハウスのカイロンとのアスペクトがあります。ここでも自己と「向き合う」ことがテーマに上がっています。
しかし、よくみると同じく第1ハウスに入っている天王星とのクィンカンクスがあります。こちらはカイロンとは違って自己の独自性を強く主張する意味を示していますが、このことが今回のMCルーラーである蠍座・第8ハウスの木星のスタンスと噛み合わず悩むということでしょう。そのために、古傷を示すカイロンを含めて自らと「向きあう」過程がやはり必要で、その痛みや苦しみを乗り越える必要があることを示しているのだと考えます。
太陽

ポジション
第12ハウスにあり、ネイタルと同じ配置です。
私にとってはある意味本来の自分の世界に還るような一年を過ごす必要があるということでしょう。
アスペクト
- 太陽+水星・天王星・MC-小三角
- 木星-スクエア
第12ハウスにいるものの、太陽は比較的元気に見えます。
基本的には、自分の本来の意志を鮮明に認識でき、物事を考えたり処理したりするために、知力を使用することは困難ではなさそうです。
月

位置
♓魚座10度
サビアン:♓魚座11度「啓示を求めて、細い道を旅する人々」
うん。やっぱり修行…。
ポジション
第12ハウスです。もう何も言うまいw
アスペクト
- 月・金星・海王星-ステリウム
- 火星-スクエア
- 土星-セクスタイル
受動3天体にはことごとく火星がスクエアで、刺激が多すぎてかなり神経を使いそうです。ただ、考え方を変えれば、(サイン的には一見難しそうに見えるけれど)それによって現実の意味を思い出したり、エネルギーの注ぎ先を現実世界の何かに振り向けるきっかけとしては使えるのかもしれません。
救いとしては、山羊座にいる土星がセクスタイルで関わってくれていることです。精神世界での修行の成果を必ず現実世界で使えるようにしていけると感じます。
ざっくりまとめ
まずは、あまりにも広大な神秘世界(多分占術三昧)の中に完全に浸り、精神修行に明け暮れる日々を過ごすのでしょう。
その中で、古傷を持ったままの自分と、生まれ変わろうとしている新しい自分を統合し、他者を受け入れる器を作り直し、その完成とともに他者の導き手としての役割を確立する と言ったところだと思います。
感想
なかなか大変そうで不安もありますが、このプロセスを通る必要があるからこそやってきた時期なのでしょう。
前向きに受け止めて、自らの成長の糧にしたいと思います。