現在は次の月蝕の記事を書いているところです。その過程で小さな気づきがあったので、残しておくために記事を書きます。
春分図における月のサインとエレメントの循環
およそ50年分の春分図を通しで見ていたところ、月のサインやエレメントの移り変わりに規則性があり、循環しているということに気が付きました。
以下に一覧を作成します。
一覧:50年分の春分図に表示されている月の位置・エレメント
対象年 | 月の位置 | エレメント |
2020年 | ♒水瓶座13° | 風 |
2021年 | ♊双子座16° | 風 |
2022年 | ♎天秤座29° | 風 |
2023年 | ♓魚座18° | 水 |
2024年 | ♌獅子座3° | 火 |
2025年 | ♐射手座9° | 火 |
2026年 | ♈牡羊座20° | 火 |
2027年 | ♍乙女座8° | 地 |
2028年 | ♑山羊座23° | 地 |
2029年 | ♉牡牛座26° | 地 |
2030年 | ♎天秤座11° | 風 |
2031年 | ♒水瓶座29° | 風 |
2032年 | ♋蟹座13° | 水 |
2033年 | ♏蠍座16° | 水 |
2034年 | ♈牡羊座1°(皆既日蝕) | 火 |
2035年 | ♌獅子座21° | 火 |
2036年 | ♑山羊座2° | 地 |
2037年 | ♉牡牛座6° | 地 |
2038年 | ♍乙女座22° | 地 |
2039年 | ♒水瓶座12° | 風 |
2040年 | ♊双子座21° | 風 |
2041年 | ♎天秤座27° | 風 |
2042年 | ♓魚座12° | 水 |
2043年 | ♌獅子座3° | 火 |
2044年 | ♐射手座11° | 火 |
2045年 | ♈牡羊座17° | 火 |
2046年 | ♍乙女座2° | 地 |
2047年 | ♑山羊座24° | 地 |
2048年 | ♊双子座0° | 風 |
2049年 | ♎天秤座8° | 風 |
2050年 | ♒水瓶座23° | 風 |
2051年 | ♋蟹座15° | 水 |
2052年 | ♏蠍座19° | 水 |
2053年 | ♓魚座28°(皆既日蝕) | 水 |
2054年 | ♌獅子座14° | 火 |
2055年 | ♑山羊座5° | 地 |
2056年 | ♉牡牛座9° | 地 |
2057年 | ♍乙女座18° | 地 |
2058年 | ♒水瓶座5° | 風 |
2059年 | ♊双子座25° | 風 |
2060年 | ♎天秤座19° | 風 |
2061年 | ♓魚座8° | 水 |
2062年 | ♋蟹座27° | 水 |
2063年 | ♐射手座15° | 火 |
2064年 | ♈牡羊座18° | 火 |
2065年 | ♌獅子座27° | 火 |
2066年 | ♑山羊座19° | 地 |
2067年 | ♊双子座4° | 風 |
2068年 | ♎天秤座9° | 風 |
2069年 | ♒水瓶座18° | 風 |
上記の一覧から見出される規則性
エレメントの移動順
エレメントの移動順は、必ず[火 → 地 → 風 → 水]の順になっている。水のサイクルが終わると火に戻る。
同一エレメント内でのサインの移動順
同一エレメント内でのサインの移動は、必ず次の順になっている。
- 火 = ♈牡羊座 → ♌獅子座 → ♐射手座 → ♈牡羊座 → ♌獅子座 → ♐射手座 …
- 地 = ♉牡牛座 → ♍乙女座 → ♑山羊座 → ♉牡牛座 → ♍乙女座 → ♑山羊座 …
- 風 = ♊双子座 → ♎天秤座 → ♒水瓶座 → ♊双子座 → ♎天秤座 → ♒水瓶座 …
- 水 = ♋蟹座 → ♏蠍座 → ♓魚座 → ♋蟹座 → ♏蠍座 → ♓魚座 …
エレメントが変わるときの移動先
必ず次のようになっている。
- ♈牡羊座(火)からのエレメント移動 → ♍乙女座(地)
- ♉牡牛座(地) からのエレメント移動 → ♎天秤座(風)
- ♊双子座(風) からのエレメント移動 → ♏蠍座(水)
- ♋蟹座(水) からのエレメント移動 → ♐射手座(火)
- ♌獅子座(火) からのエレメント移動 → ♑山羊座(地)
- ♍乙女座(地) からのエレメント移動 → ♒水瓶座(風)
- ♎天秤座(風) からのエレメント移動 → ♓魚座(水)
- ♏蠍座(水) からのエレメント移動 → ♈牡羊座(火)
- ♐射手座(火) からのエレメント移動 → ♉牡牛座(地)
- ♑山羊座(地) からのエレメント移動 → ♊双子座(風)
- ♒水瓶座(風) からのエレメント移動 → ♋蟹座(水)
- ♓魚座(水) からのエレメント移動 → ♌獅子座(火)
必ず、移動前のサインから数えて「5つ先」のサインである。
同一エレメントへの滞在サイクル
春分図上において月が一つのエレメントに滞在している年数は一定ではないものの、1~3年の間に限られていた。4年以上同じエレメントに滞在している例はなかった。
最後に
100年分とか200年分とか調査すれば、例外も見つかるのではないか?と思います。
しかし、一見そんな風には見えないもののなかに、ある程度の規則性が存在しているというのは、何とも面白いものですね。