今夜、日付が変わる直前の23:07頃に、太陽は水瓶座のエリアに入る。
そして日付が変わって10時間弱経つと冥王星(♇)も水瓶座のエリアに入っていく。
冥王星の水瓶座エリアへのイングレスは2度目。
昨年3月下旬に入った後、一旦の逆行を経ての再イングレスである。
その後冥王星は9月に山羊座エリアに戻り、11月になると3度目の水瓶座エリアへのイングレスを果たす。
この11月の3度目のイングレス以降は、もう私たちが生きている間に山羊座エリアに戻ることはなく、以後およそ20年ほど水瓶座エリアの中に滞在することになる。
いくら冥王星であっても、通常なら、2度目のイングレスがそこまで注目されることはないだろう。あくまで完全なイングレスまでの途中経過に過ぎないから。
けれど今回はやはり違うように思う。
現在は
- (水瓶座の属するエレメントである)「風」の時代の最初期
- (歳差周期に基づく)「水瓶座の時代」の最初期
- 冥王星水瓶座期の最初期
にあたる。
これだけ水瓶座のエネルギーが強調された時期に、その年の水瓶座期の始まりを告げる太陽のイングレスとほぼ同時に、冥王星もまた同じサインに入るのだ。まるで太陽にそっとエスコートされるように。
水瓶座は、人類の高次の進化を象徴するサイン。
冥王星は、それを徹底させる作用をもたらす。
冥府の王たる冥王星は、地の底に隠されている真実と真なる価値のみを求め、虚構や妥協など決して許さない。それ故、真実でないもの、真の価値を持たないものは全て破壊されていく。
神の意志は人間の価値観に沿っていない。それ故、真実でないとみなされるもの、真の価値を認められないものは、多くの人間の考えるそれとは必ず異なる。私たちにとって、それは時には理不尽だと感じられることも少なくないだろう。
「革命」という名の凄惨な歴史が刻まれる時が、やってきた。
革命とはすなわち、命と血による歴史を、時を抉って刻む行為。
人類がどれくらいそれに耐えられるのか、私には到底わからない。
しかしながら、そんな時代でも、私たちは生きなければならない。
今を生きる人々は、この時代に生まれた意味を必ず何か持っているはずだと私は考える。
「意味がある」と考えることは、水瓶座の存在意義でもある。
私もその1人の端くれである。
生きなければならない。
そう改めて心底でつぶやく本日である。