P月の「Nハウスイングレス」チャートにかなりの有効性がありそうな気がしてきました。一人で抱え込んでいるよりは一旦書いてみようかな…くらいのノリで、ここにメモを残します。
読み取れること
その時期の人生シナリオや生活の様子、心境などをかなり明確に読み取れる可能性があります。
読み取り方
P月が「Nのハウスにイングレスした瞬間の Tのチャート」に注目します。
読み解ける内容 | 着目する要素 |
---|---|
その時期の人生シナリオのテーマ | アングル(ASC・MC) |
その時期の心境のテーマ | 月 |
とくに、これらの要素のサビアンシンボルが重要なヒントになっている印象です。
正確な出生時刻とともに出生地点(緯度経度)が必要ですが、両方正確ならばちょっと怖いくらいに出るかも。少なくとも、現在の自分の状況は如実に示されていて、一瞬背筋に冷たい感覚が走りました…。
しかし逆に、どちらか一方でも正確なものがわかっていない場合には使用できない方法でもあります。とくに「出生地点」には十分注意が必要です。
次のセクションに、この方法を使用する場合に留意すべき点を記しておきます。
留意すべき点
1.出生情報の厳密性
出生時刻はいろいろな場面で言及されることが多いのですが、おそらく大半の方は普段ネイタルチャートを出す際に、そこまで正確な出生地点の座標を使用していないと思います。そのため、本件の検証を行う場合は、まずここから調べ直し、Nチャートを出し直す必要があるはずです。
具体的な方法
- 出生地点の所在地(住所)の最も詳細な情報を確認します
※市区町村までではなく、住所表記の最後まで - その地点の緯度・経度の正確な値を調べます
- 使用している占星術ソフトに合わせた形式に換算して設定します
2.占星術ソフトごとの計算結果の違い
こちらは前項以上に細かい話ですが、アングルやハウスカスプの計算結果は、意外に占星術ソフトによって異なります。これは、同じハウスシステムを選択している場合であっても です。
差異自体はとても微細なものなので実占断にはそこまで影響しませんが、細かいことが気になる方ですと、違うソフトを使用した際に違和感を感じることがあるでしょう。「そういうものだ」ということを頭に置いておいていただき、実際にチャートを出して読んでみた時のご本人の感覚で、どのソフトを主体的に使用するかを決定してください。
3.占星術ソフトの機能
ASCやMCはまだしも、それ以外のハウスカスプへのP月のコンタクトまで一発で出せるなどというハイパーオタクソフトは、極めて少ないと思います。私の場合、現在手持ちのソフトの中にそんな機能を持ったものはないので、Astro-Seekにあるカルキュレーターを併用しています。
The Progressed Moon in Houses and Signs, Astrology Online Calculator Calendar | Astro.-Seek.com
このカルキュレーターでは、年月日までを特定できます。その日付を拾って使い、あとはAMATERU上で時刻を探っていくという方法で、イングレスの瞬間を秒単位で割り出していきます。
手間がかかるため正直面倒です。
しかし、特定できたチャートを見てみると…その苦労はあったと思えたため、このメモを残すことにした次第です。
おわりに
気づいて間もないため、とりあえず「可能性があるよ!」という主旨の情報ですが、興味が湧いた方はぜひご自身でも研究してみてください。
気になるけど自分ではできない…という方は
たとえば「●●年ごろ気になる出来事があって、それはこのことに関連しているのでしょうか?」など、お尋ねいただく形でセッションのお申し込みをいただければと思います。
お申し込みにあたって何かわからないこと、お困りのことがございましたら当サイト内にあります「お問い合わせ」のリンクからお気軽にご相談くださいませ。