基本要素
名称
- 星座名:双子座
- 黄道12宮名:双児宮
- ラテン語名:Gemini
区分
- 2区分:陽・男性
- 3区分:柔軟
- 4区分:風
- 昼夜区分:夜・2番目
支配星(Ruler)
- 主支配星:水星
- 副支配星:なし
季節
- 四季:初夏~梅雨のはじめ
- 二十四節気:小満・芒種
人生の時期
少年期
ライフステージ
ライフステージとは、人生における魂の成長過程を示す。
I think(我は思考する)
各要素から導き出される象意
学習した内容を踏まえて、私自身が考えること、感じるイメージなどを加えて再統合したものを示す。
- 思考
- 交流
- 兄弟
- 身近な友人
- 意思疎通
- 言葉・メッセージ
- 伝播
- 通信
- 会話
- 言語
基本性質
- “思考と交流”のサイン。自己・対面する者・その他の者を認知し、意思疎通を図ってそれぞれを理解しようとする。
- 風のエレメントと、柔軟の要素を持つ。「柔軟な風」ということで、縦横無尽に世界を駆け回る風そのもののエネルギーを象徴している星座である。絶え間ない変化こそが基本性質であり、停滞は死の宣告に等しい。
- 人々との意思疎通を図るための言語に対する親和性・適性を持つ。会話・論文などをはじめ、言葉の芸術である詩も、双子座の得意とするところ。彼らが生み出す言葉には、なんといっても他者には真似できない軽やかな美しさが備わっている。
- 広範囲に対する興味と知識を持つ。興味を持ったものに触れ取り入れ続けた結果、博識になるといわれる。
- 流行を象徴するサインでもある。人々の間を渡り歩く風が様々な季節の訪れを告げるように、世相などを反映した風を吹かせる。
- 柔軟宮である双子座は、そのシンボルに象徴されるように二面性を示すと言われる。あらゆる面で顔を出す双子座の二面性の根源は「真と虚」だと考える。世の中に渦巻くあらゆる情報の中から、真と虚を見分けることや、自分自身の中の「真」を見つめ、大切にしながら生きることが一つの大きなテーマになるだろう。
肯定的な現れ方
- 頭の回転が速い
- クール・理知的
- 流行に敏感
- 空気が読める
- 高い言語能力・話術
- そつがない
- 広い交友範囲と関係
- 多趣味
- フレンドリー
否定的な現れ方
- 自己の信念がない
- 熱意が感じられない
- 二枚舌
- 困難から逃げる
- 裏切り・欺き
- 冷淡
- 浅い人間関係
- 真理に触れない
- 最後まで到達・達成できない
その他の要素
惑星の品位・格式
- 居所・盛(Dignity):水星
- 高揚・興(Exultation):なし
- 衰退・衰(Fall):なし
- 障害・敗(Detriment):木星
身体の部位
- 手・腕
- 肩
- 呼吸器(肺・気管支)
恒星
星座内でもっとも明るいもの。またはもっとも力を持つもの。
- ポルックス(β星:1等星)
- カストル(α星:2等星)
- アルヘナ(γ星:2等星)
カストルは、1つの恒星ではない模様。以下、Wikipediaより。
α星:カストルは、ふたご座で2番目に明るい恒星。カストルAとカストルB、カストルCの三重連星で、これら3つの星すべてが2つの星から成る連星である。従って、カストルは6重連星ということになる。カストルBまでは簡易な望遠鏡で見ることができるが、3つめ以上の星を見分けるのは難しい。通常は3つ(6つ)合わせて2等星として扱われる。
方角
北北東
エピソード
ギリシャ神話
ゼウスがスパルタの王女レダに生ませた双子。
以下、Wikipediaより引用。
ギリシア神話の双子ディオスクーロイ(Dioskouroi、ラテン語形:ディオスクリ Dioscuri)が星座になったといわれる。
この双子はゼウスの息子で、それぞれの名は弟がポリュデウケース(ラテン語名ポルクス Pollux、一般に、ポルックス)、兄はカストールだった。
ポリュデウケースは神であり(理由は諸説ある)不死だったが、カストールは人間で、死ぬ運命にあった。ポリュデウケースはさらに上位の神に頼み、自分の不死性を兄に半分分け与えた。このため、双子は、1日(一説では1年)の半分は神として天の上で過ごし、残りの半分は地上で人間として今も楽しく暮らしている(神話についてははくちょう座も参照)。
この2つの星は他の文明圏でも双子星として扱われることが多い。ギリシャだけではなく、バビロニア、エジプト、フェニキア、日本でも兄弟として扱われている。
バビロニア時代
古代バビロニアでは、、ギルガメッシュと盟友エンキドウだと言われていたようである。
エジプト神話
オシリスとイシスであったと言われているらしい。
★神話などは、後々もう少し詳しいものを他から抜粋したい。
私の雑感
双子座の真の性質と使命
ギリシャ神話をはじめ、バビロニア時代の伝承やエジプト神話での位置づけを見ても、対になっている存在同士の結びつきは極めて強く、並々ならぬ愛情を感じる。それにもかかわらず、双子座の象意の中には「嘘」や「裏切り」などといった負のエネルギーに満ちたものがいくつもある。また、愛情や情熱が薄く冷めているといった解釈も一般的である。
何故だろうか?
私の勝手な想像だと、エレメントが風(理知)で、性質が柔軟(変化や破壊など)であることと、「同化を求めても相容れない存在」という神話の中の要素を統合した結果、こうなってしまったのだろうか?
しかし、この象意はもしかしたら、ひどく表面的なものになってはいないのだろうか?
もし、神話に登場する人物たちの性質を、星座が受け継いでいるならば、本人も自覚できない心の奥底に、身近な人との精神的な結合を求める切実な気持ちが眠っているのかもしれない。
コミュニケーションとは、互いを理解しあうために存在するのであり、それによってもたらされる好奇心があり、様々な感情があり、新たな発見があり、それによって人の思考の世界は広がるのだと私は思う。
そして、その先には、理解しあうことで「つながりを持てる悦び」がある。それこそ、この星座の力を持つ者が求めているものなのではないだろうか。
あらゆる人の心の窓を軽やかに開き、爽やかな初夏の風に乗せて世界の新しい空気をもたらすことが、本当の使命なのではないかと思う。多分、そのための手段を間違えると、「嘘」とか「裏切り」につながるということなのだろう。
また、嘘や裏切り、疑いの生まれる真の理由を深く探って理解することで、真実を広く伝えられるメッセンジャーとなれるのかもしれない。