水瓶座(宝瓶宮)

アイキャッチ画像:水瓶座用

基本要素

名称

  • 星座名:水瓶座
  • 黄道12宮名:宝瓶宮
  • ラテン語名:Aquarius

区分

  • 2区分:陽・男性
  • 3区分:不動
  • 4区分:風
  • 昼夜区分:夜・6番目

支配星(Ruler)

  • 支配星:天王星
  • 副支配星:土星

季節

  • 四季:晩冬
  • 二十四節気:大寒・立春

人生の時期

晩年期

ライフステージ

ライフステージとは、人生における魂の成長過程を示す。

I know(我は知る)

各要素から導き出される象意

学習した内容を踏まえて、私自身が考えること、感じるイメージなどを加えて再統合したものを示す。

  • 叡智
  • 独立
  • 普遍
  • 人道主義
  • 改革
  • 先進的
  • 独創的
  • 風変り・型破り
  • 科学
  • 人類
  • 閃き
  • 未来

基本性質

  • “叡智と進化”のサイン。一度は築きあげたものがあっても、その中で新たな問題を見つけたり、より洗練された解決方法を見出して、さらなる進化を遂げようとする。進化には終わりがないことを最もよく理解している。
  • 「冬の底」の時期であり、最も冷たい時期のエネルギーを持つ。しかし、少しずつ長くなってきた日照時間はやがて春の始まる瞬間を告げる。この兆しのエネルギーも併せ持っている。
  • 風のエレメントと、不動の性質を持つ。「不動の風」とは、すなわち「天空」そのものである。もう少し発展的な意味では「宇宙空間」を象徴する。
    これは、支配星「天王星」にあてられたギリシャ神話の神「ウラノス」の象意と共通である。
  • 水瓶座は、最も人とかけ離れた要素を象徴する星座のひとつであり、「博愛的だが情感の交流に欠ける」と言われやすいことは、これに関連している。
  • 不動宮としての「こだわり」は、「独立心」である。個性の尊重や、原理・真理を重視する考え方、博愛的な精神などは、全て密接にここに結びついている。
  • 対極にある獅子座と対照的な部分は、「賞賛が必要かどうか」かもしれない。どちらも、自分の中にある思考やイメージなどを用いて何かを創造する能力はあるが、水瓶座には賞賛が必要ないために、「型破り」「変人」と言われても全く気にしない傾向となる。
  • もう少し悲しい表現をすれば、獅子座も水瓶座も、ナルシスト的な要素があるが、獅子座は周囲の理解が必要だけれど、水瓶座は完全に自己満足だけの世界なのである。天空の星座なのに、空気を読む気はあまりないのである。
  • 一見個人主義だが、個性の真の尊重によって全体が整うと考えている。「個人を解放することによる全体主義」と考えれば、これは元々同じ支配星を持っていた山羊座との共通項だと理解できる。山羊座の場合は「全体主義のために個性を抑制する」という方向に行きやすいだけで、全体に影響を及ぼす能力や考え方を持っている点は共通である。
  • 全体に働きかける能力の原点は「俯瞰能力」である。自身が座する天空からすべてを見下ろして捉える。
  • 「科学」という象意を持つ星座でもあるが、水瓶座の最も陥りやすい罠のひとつはここに存在する。科学が神秘と密接に結びついていることを忘れ去り、生命としての正常な心を失えば、すべてに対して破滅をもたらす凶器にしかならない。
  • 支配星の「天王星」は、異次元の閃きをもたらす。自分に起こった閃きから得られる知見に対して周りの人の理解を得るには、修業が必要なことが多いだろう。理解を求められないならば、突き進むしかないが、それでよいときもあるし、よくないときもある。周囲の理解を助けられるスキルは、身に着けておいて損はない。

長所としての現れ方

短所としての現れ方

その他の要素

惑星の品位・格式

  • 居所・盛(Dignity):天王星・土星
  • 高揚・興(Exultation):海王星
  • 衰退・衰(Fall):冥王星・木星
  • 障害・敗(Detriment):太陽

身体の部位

  • すね
  • 足首・くるぶし

恒星

星座内でもっとも明るいもの。またはもっとも力を持つもの。

  • サダルスウド(β星:3等星)
  • サダルメリク(α星:3等星)
  • スカト(δ星:3等星) ※過去の名称「シェアト」

方角

南南東

エピソード

ギリシャ神話

ゼウスの寵愛を受けた少年・ガニュメーデス。

以下、Wikipediaより引用。

一般には、ガニュメーデースが神々の給仕となったのは以下の事情によるとされる。オリュムポスの神々に給仕するのは、もとは大神ゼウスとその正妻ヘーラーの娘、青春の女神であるヘーベーの役割であった。ゼウスの子、英雄ヘーラクレースが死後、神々の列に加えられたとき、ヘーラクレースを憎んだヘーラーはようやくヘーラクレースと和解し、その娘ヘーベーが妻としてヘーラクレースに与えられた。このため神々の宴席に給仕するものがなくなった。ゼウスはガニュメーデースの美しさを愛し、ガニュメーデースをさらい、オリュムポスの給仕とした。この仕事のためにガニュメーデースには永遠の若さと不死が与えられた。また代償としてその父に速い神馬(別伝ではヘーパイストスの作った黄金のブドウの木)が与えられた。

ガニュメーデースの誘拐には諸説がある。まずガニュメーデースをさらったのは誰かについて異伝があり、神々たち、ゼウス自身、ゼウスの使いの鷲、ゼウスが鷲の姿に変じてさらったなどの説がある。一方で、タンタロス、またはミーノース、エーオースがさらったという伝承もある。
また、ガニュメーデースがさらわれた場所は、一般にトローアスのイーデー山(ラテン語名イーダー山)であるとホメーロス他ではいわれる。他方で、同名のクレータ島の山、またはエウボイアの山、ミューシアのハルパゲ(誘拐の意)という場所であるとの説もある。
また、ヘーラクレースに与えられる前のヘーベーが給仕中に転んであられもない姿になったので、ゼウスは彼女に免職を言い渡し、その代わりとしてガニュメーデースをさらったともいわれる。

Wikipedia -ガニュメーデース

その他

メソポタミアではアッカドの英雄とエンキが結びついたグラ(Gulla、偉大なるもの)が原型と考えられている。ギリシア神話では、ガニュメーデースの持つ水がめであるとされる。星図には、水を流す水がめとそれを持つ男性の姿として描かれ、流れ出した水はみなみのうお座の口に注ぎ込んでいる。

Wikipedia – みずがめ座

 

私の雑感

水瓶座は、私の太陽星座であり、入座している天体も多い。また、私の出生図は、支配星である天王星の影響も強力であるため、私にとって最も理解が進んでいる星座である。

課題

今の時代において、水瓶座のテーマのひとつは、「現代科学の在り方を問い直すこと」ではないだろうか。
科学のもたらす最大の歓びとは、神秘の偉大さを知ること。科学とは、「魔法の証明」のようなものだと私自身は考えている。
古代の叡智とその真髄を知り尽くし、その偉大さは現代にも未来にも続いていくのだと理解してこそ、さらなる進化を遂げられるのだと信じている。

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