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四季図:2025年春分図 – 日本

アイキャッチ:四季図:2025年春分図 - 日本

今年も読み悩んでいるうちにジャストタイムは過ぎてしまったのですが、春分図のリーディングに取り組み、記事を書きました。

これからの1年を考えてみたいと思います。

前提:チャート描画環境・各種設定

今回の記事では次のとおりです。

アプリケーション
AMATERU
ハウス分割法
レギオモンタナス法
進行法(プログレス)
ソーラーアーク法
アスペクト
第1種・第2種
基本観測地点
東京都千代田区:内閣総理大臣官邸(35° 40’23″N / 139° 44’35″E)

イングレスチャート:2025年春分図

2025年3月20日 18時01分13秒 東京都千代田区

イングレスチャート:2025年3月20日 18時01分13秒 東京都千代田区
地点 = 内閣総理大臣官邸(35° 40’23″N / 139° 44’35″E)

背景 – 時代潮流をつかむ

今サイクルの「風の時代」が始まってから、今年は5年目です。このセクションではまず、木星以遠の天体たちの動きを追いながら現時点で私が考えていることを簡単に書き出してみます。

冥王星の動きと影響

2024年11月、冥王星は♒️水瓶座に完全移行しました。昨年の記事にも書きましたが、この時期の世界的いメインイベントは「アメリカ大統領選挙」でした。結果は皆様の知るとおりで、トランプ大統領がその舵を握ることになりましたね。これまでのアメリカ合衆国に戻ることは多分もうないだろうと、今は多くの方が感じているのではないでしょうか。

冥王星は、今年から18年間(2043年まで)サイン移動がありません。この1年は水瓶座の初期度数をゆっくりと漂いながら過ごします。その中でメインとなるアスペクトは、ほぼ1年中形成されたままになる海王星とのセクスタイルです。新しい未来を夢見て、その実現のために潜在意識のベースを固めることが主な役割になると考えられます。しかし今年は木星とのメジャーアスペクト形成がないため、それが世界を席巻するほどの嵐としてはっきり現れる形にはならないでしょう。

本領発揮はおそらく2026年7月ごろではないかと思います。この頃に、冥王星・海王星・天王星・木星の4天体で、大変タイトなクレイドルが形成されるのです。

海王星の動きと影響

海王星は、春分時点では♓️魚座の最終度数にありますが、本当にギリギリの度数に位置しています。そして3月30日、いよいよ満を持して牡羊座に最初のイングレスを果たします。その後7月上旬から逆行を開始して10月下旬に一旦♓️魚座へ戻り、12月半ばに順行に転じて2026年1月末ごろに♈️牡羊座へ2回目のイングレスを果たし、♓️魚座を完全に去ります。

人々は精神的救済を求める先を「信仰(集団幻想)」から「自己」そのものに切り替えることになると思われます。しかし、これを安易な「信仰という行為の全否定」にならないようにしなければなりません。人智を越える世界に対する畏敬を損なうことは、人間の精神の堕落に直結するからです。これはとくに普段占術を扱う私たちのような者にとって、決してわからない感覚ではないはずだと思いたい。

また忘れてはならないこととして「信仰」と「宗教」の違いについて理解できる人が、社会の中にもっと増える必要もあるだろうと私は思います。

もうひとつ海王星のトランジット上重要なイベントは、5月ごろから♈️牡羊座にイングレスする土星とのコンジャンクションを控えていることです。なお♈️牡羊座0度という非常に象徴的な黄経座標で起こります。しかし、これが成立するのは2026年に入ってからですので、2025年中は予兆を感じる出来事にとどまると考えられます。

国としての独立を目指す地域体が今以上に増えるという考え方もできますが、そもそも国という存在そのものに対する不信感がこれだけ一般民衆の中で高まっている状態ですので、国を破壊する行為や運動が今以上に増え、横行する兆候だと考えることもできるでしょう。その結果、人々が「民衆であることをやめて自立(自律)」に向かうようになるのか?それとも「偽りの自立に絡め取られ、さらなる巨大な支配機構に飲み込まれた新しい民衆」に姿を変えるのか?私たちは果たしてどちらの道を歩むことになるのでしょうか。

なお、成立のタイミングは、日本時間(=JST)では2026年2月21日に入ってすぐ、2時になる前くらいの時刻。ということで、この現象の意味が強く出そうなのが、2026年2月17日の日蝕(金環)になりそうです。

余談ですが、この時のアメリカの日蝕図が派手すぎて、見た瞬間、私は声が出ました。深夜だったのに。

気が向いた方はご覧いただくといいかなと思います。声、出るかも…。

天王星の動きと影響

天王星も今年、滞在サインが変わります。時期は夏至後の2025年7月で、♊️双子座にイングレスします。そして、これと関連して状況が変わるのが、木星以外の天体(土星・海王星・冥王星)とアスペクトを形成するようになることです。冥王星とともにミニトラインの底辺を支える役割を果たしますので、情報技術革新のさらなる爆速化による、各存在の個別化を促進することになるでしょう。とくに、トラインを形成することになる冥王星は♒️水瓶座に位置しており、あらゆる意味で「自らを束縛する境界を逸脱する」ことを望む意識が、人々を無意識レベルで支配するでしょう。

天王星の♉️牡牛座滞在期間中は、主に人体や農業、貨幣経済の革新などが取り沙汰されてきましたが、個人的な印象としては「そこまで極端なところには着地しなかったな」という印象です。もっと破壊的な状況になってしまうのかと危惧していたので、ほんの少し安堵感があります。ただ油断はしない方がいいので、それはしませんが…。

代わりに♊️双子座滞在期間中には脳や言語、そしてその基礎力を構築する大切な期間である幼児・初等中等教育の革新(的支配)の成就にエネルギーが集中されると思います。こう書くと油断する暇など全くないことがわかります。

土星の動きと影響

土星は海王星より2ヶ月遅れて、2025年5月下旬に♈️牡羊座へイングレスします。その後7月中旬から逆行を始め、9月から一旦♓️魚座に戻りますが、11月末に順行になった後、2026年2月、日蝕の直前に♈️牡羊座へ帰ってきます。

集団幻想に対する強い依存を吹き飛ばそうとする風潮があらわれる現実面での出来事は、おそらくこの土星が象徴しているのではないかと思います。「もう過去に戻ることはない」という区切りの意識を人々に植え付けていくような、あるいは「何かを勝ち取るためにはやはり自ら戦うしかない」ということを見せつけるような出来事なのかもしれません。(自分以外の命を使って)戦争をしたい人たちにとっては好都合のように思えるので、市民レベルにおいては、まずは自立心や倫理観を保ち、そのような世論形成に加担しない、あるいは誘導されないように自衛すべきだと考えます。

今年の土星は、前述したとおり海王星との揃い踏みがメインになりますが、もう一つ押さえておきたいのは木星との関わり方です。木星は2025年6月に♋️蟹座へ移動しますが、その後土星と形成するアスペクトが異なってくるためです。夏のはじめは♈️牡羊座滞在中にスクエア、秋〜冬の途中までは逆行で♓️魚座に戻っている間にトラインとなります。

この点は次の「木星の動きと影響」セクションに記載します。

木星の動きと影響

現在♊️双子座にいる木星は、上述のとおり6月中旬♋️蟹座へイングレスします。今年の夏至図では、この♋️蟹座にイングレスしたばかりの木星と太陽がコンジャンクションを形成した状態でMCと重なるため、この時期には日本国内でも、外交や貿易に加え、領土や民族、思想等に関係する問題に強く支配される期間になると思われます。

「土星の動きと影響」セクションで少し触れましたが、1年の間に土星とのアスペクト関係が変化します。スクエアもトラインもメジャーアスペクトであり、目立つものです。夏に形成されるスクエア(♋️蟹座木星-♈️牡羊座土星)では、ナショナリズム運動の強調や激化となって表れると思われますが、秋から冬に形成されるトライン(♋️蟹座木星-♓️魚座土星)では、夏の激しい動乱で傷ついた人身や社会に対する反省と、愛や信頼の感受や表現の方法についての学びを求められるのではないでしょうか。その天空の求めに人類が応じられるかどうかは、私たち次第ですが。

春分図から考えられる1年の動向

今回は、ポイントとなる要素をピックアップしながら読み進めていきます。

全体的な様相

ASCと支配星

ASCとその支配星の位置やアスペクトから、全体的な様相を読み取ります。

ASCの位置
2°♎️39′
支配星(ルーラー)
金星
支配星の位置
4°♈️19’ 第7ハウス(逆行)
支配星へのアスペクト
ステリウム:太陽(+海王星)・水星
コンフィギュレーション:ミニトライン(月・冥王星)

今回のチャートルーラーである金星はほぼDES上にあり、非常にわかりやすく「外国の動向」に左右される1年だと示されています。隣接する水星とともに逆行していますが、スクエアやオポジションを形成する天体はありません。しかし古典的な西洋占星術の概念を参考にした場合、コンディションは悪いです。♈️牡羊座は金星にとってはデトリメントサインですし、コンバスト状態でもあります。

諸外国との交渉においては、戦略がしばしば的外れになるか対応をはぐらかされ、齟齬も多く、困難な状況に振り回されることになるでしょう。しかし致命的なダメージをギリギリのところで避けながらやり過ごすという進み方をするように思えます。

ASC単体の配置

ASCの位置
2°♎️39′
ASCへのアスペクト
コンフィギュレーション:クレイドル(太陽・金星・水星・海王星・冥王星・月・Nノード)

サインは♎️天秤座です。そして多くの天体が関与するクレイドルが形成されています。クレイドルは互いの力を持ち寄って強い緊張を緩和し、同時に調和を作り出そうとするアスペクトですので、この様相を見てもやはり「必死に調和を保つ」努力をすることになるのでしょう。そしておそらく、それはなんとか実を結ぶのでしょう。

私は正直、このアスペクトを見つけて驚きました。「これが形成されるタイミングで春分の瞬間を迎えることが、幸運でなくて何だと言うのだろう?」と。

権力機構の様相

MCの支配星

MCとその支配星の位置やアスペクトから、権力機構がメインで取り組むテーマを読み取ります。

MCの位置
2°♋️56′
支配星
支配星の位置
6°♐️21’ 第3ハウス
支配星へのアスペクト
コンフィギュレーション:ミニトライン(太陽・金星・水星・海王星・冥王星)
オポジション:木星 ※Orb8°
セスキコードレート:火星 ※Orb2°

第3ハウスは情報や通信、交通、国内物流、生活インフラ、初等中等教育などを管轄します。私はメディアもここに関連すると考えています。

マンデーンでは、月は民衆を表示する天体として機能します。MCの支配星がこれだということは、民衆の動きが権力機構の影響をダイレクトに受けやすい状態を示します。しかしもう一方では、民衆の力が国の行先に影響を与えやすくなる可能性も示唆しています。

権力機構は、民衆に直接の影響が大きい政策の施行や実現を目指して行動することになります。その対象は、言葉を単純化すると「民衆が安心して自由に移動しながら暮らせる環境」ということになりそうです。たとえば昨今話題になっている高校教育無償化の話題などもここに該当すると思います。また、月のサインが♐️射手座であること、第4ハウスの冥王星、DES付近の多くの天体たちとの関連もあわせると、速度の速い乗り物、長距離を移動する交通手段(航空・海洋・長距離列車・高速道路)とくに国境をまたぐようなもの、食糧の生産と物流の問題などが、権力行使の中心的な対象ということになると考えられます。

セスキコードレートを形成する火星は第10ハウスにあり、ここは政府のハウスです。そのため、権力の攻撃的な使用によって民衆を傷つけることが示唆されています。

また、ゆるいですがオポジションを形成する木星は第9ハウスにあり、ここは司法や高等教育機関、海外貿易等を管轄するハウスです。しかしアスペクトを投げかけてくる側である木星を単体で見ると、他天体からのアスペクトを受けていない状態で割と孤立気味ですから、何らかの研究や法律(または憲法)、思想や正義の意識などの普及に国民を巻き込む意図がある場合、それは派手に行われると思われます。しかし、それは民衆から見ると唐突で不自然に写るために受け入れがたく、権力側から見ると民衆を思うように誘導できないということかもしれません。

MC単体の配置

MCの位置
2°♋️56′
MCへのアスペクト
スクエア:太陽・金星・水星・海王星・Nノード

ひたすら海外からの影響に翻弄される様子。単純に考えれば外交に忙しいということになります。

現政権を見ていると、これまで長く続いてきた政権とは別の意図を持っているようで、それを内部的にも対外的にもうまく隠しながらやっていかざるを得ないでしょうから、まあしょうがないだろうなあ…という感想です。

「これまで長く続いてきた政権とは別の意図」は、現首相が党総裁選前あたりにアメリカのある保守系シンクタンクに向けて寄稿したと言われる文書の情報や、現政権が発足して間もない頃の、現外相の政治系テレビ番組での発言などから見え隠れしています。

対外の様相

DESの支配星

DESとその支配星の位置やアスペクトから、対外活動の様相を読み取ります。

DESの位置
2°♈️39′
支配星
火星
支配星の位置
20°♋️14’ 第10ハウス
支配星へのアスペクト
トライン:土星・Nノード
セクスタイル:天王星
セスキコードレート:月

日本から見ると、海外はどこもかしこも戦争の火や煙ばかり立っていておっかない感じがそのまま表現されているように思います。また、普段日本国内ではあまり言及されることはありませんが、現在の日本の権力機構は海外勢力の強い干渉が避けられない状態なので、あまり自主的に動ける状態ではありません。

現政権は保守色が強く、また先のセクションでも少し触れましたが、これまでの米への依存追従をやめたいという一面を持っているようです。外交現場においてもそれにつながる成果を求めて行動すると思われます。ただし、その米から完全独立しているとは言い難い日本という国家の場合、これまでの外交スタンスをいきなり転換することは不可能ですので、綱渡り的に進んでいくことになるのでしょう。

国土の様相

ICの支配星

ICとその支配星の位置やアスペクトから、国土の様相を読み取ります。

ICの位置
2°♑️56′
支配星
土星
支配星の位置
23°♓️04’ 第6ハウス
支配星へのアスペクト
ステリウム:海王星・Nノード
ミニトライン:火星・天王星

ICが♑️山羊座である年にまず気になるのは地震です。第4ハウスには冥王星が入っていて、どこかしらでまた地震被害が発生することを心配しています。支配星は第6ハウスにあり、海王星やノードとコンジャンクションとなっているため、災害に関連する保健衛生の問題や、第1次産業の生産量や報酬、労働環境の問題などは今年も大きな影響力を持つものと思われます。

第10ハウスの火星、第8ハウスの天王星とはミニトラインを形成しています。国土に大きな影響を与える自然災害への対応のために、政府は動き、税金の投入が行われます。これらが行われること自体に目立った障害はなさそうですが、第8ハウスの天王星は、財政や税の問題がショッキングなものになりやすいことを示唆しているように思います。たとえばさらなる大規模な国債発行は今年も行われるでしょう。密かに心配なのは、その国債自体の格下げによる影響が大きくなるのではないか?ということです。

権力者の様相

太陽の配置から、権力者の様相を読み取ります。

太陽の位置
0°♈️00’ 第6ハウス
太陽へのアスペクト
ステリウム:海王星・金星(+水星)・Nノード(+土星)
コンフィギュレーション:調停(月・冥王星)

今年の春分図では、太陽は海王星とほとんどオーブのないコンジャンクションを形成します。来年の春分図でもコンジャンクションは成立しますが、オーブの値は今年の方が少ないです。つまり、今年のものは向こう164〜5年の中で、もっとも正確に近いコンジャンクションです。

天体のアスペクトは全世界共通ですので、今年はどこの国の指導者も例外なく、濃霧の中での舵取りを強いられていると考えるのがよいでしょう。

ほぼDES上ということで第7ハウスの象意も多分に含んだ太陽ですが、厳密には第6ハウスにあります。そのため、主体になるのは現在の外交環境を理由にした国家防衛体制、あるいは国内治安への注力だと私は考えます。防衛費の大きな増額ももちろん考えられますが、やはり最も危険視すべきなのは徴兵制度と憲法改正、緊急事態条項の発動を現実化させるかどうかという点でしょう。

この手の話は、今の状況だとそれらが必要だという世論形成の成否が要になります。四季図それぞれを見る限りでは、夏至図と冬至図の雰囲気に不安を覚えますが、日本の場合はどちらかというと夏至図の有効期間をとくに注視したいと思っています。

もう一つ気がかりなのは「海外から入ってくる感染症」を起因とする混乱と、異常な支配の具現化です。先進国(と、そうとされる国)は、戦争や紛争の脅威よりも病による落命に対しての恐怖心が強いということがすでにコロナ禍で浮き彫りになっているため、その脆弱性を利用して国民の自由を制限したり、剥奪したりする危険性も孕んでいます。なお、この懸念は日本だけでなく他の国においても同じです。

日本始原図との対比に見る今年の国の姿・人々の姿

今回の春分図と日本始原図を組み合わせてNPT3重円を作り、リーディングをしていきます。

解説:日本国の「始原図」について

日本という国は歴史が長く、とてもあいまいな国です。そのため、何をもって「始原」とするのかが不明確です。しかしマンデーン解釈の取り組みを重ねてきた結果、私の中では次の結論に達しつつあります。

「どの国家にも特有の歴史背景と精神がある。そのため国家にとって有効な始原図は複数あるものだと考える方が自然である。」

そういった前提の中で、候補となるものは次のとおりです。

  • 神武天皇即位時点(紀元前660年2月11日)
  • 大日本帝国憲法公布時点(1889年2月11日)
  • 日本国憲法可決成立時点(1946年10月7日)
  • 日本国憲法公布時点(1946年11月3日)
  • 日本国憲法施行開始 / 式典開始時点(1947年5月3日)
  • サンフランシスコ平和条約調印時点(1951年9月8日・9日)
  • サンフランシスコ平和条約発効時点(1952年4月28日)

今回はこの中から2つをチョイスして見ていきます。

余談ですが、私は個人的な意見として、ここに第2次世界大戦末期の玉音放送のものも加えてよいのではないかと考えています。

昨年書いた記事がありますので、ご興味のある方への参考までに。

なお3重円は、内側に始原図、中間に進行図、外側に春分図を配置する形となります。

1.日本国憲法可決成立時点

まず1つ目に、現憲法が可決成立した1946年10月7日のものを採用してみます。時刻は通説のもの(15時15分)です。

2025年春分時点のNPT3重円チャート:内円は現憲法衆議院可決時点(1946年10月7日 15時15分)

ポイント

T木星の位置とN感受点の位置

この図の中で最も興味深いのは、T木星がNドラゴンヘッドとほぼ正確なコンジャンクションを形成している点です。そして同時にN太陽に対するトラインを形成しています。

社会全体がこの憲法に関心を寄せる時であるということでしょう。そして諸々の社会的騒動を経て、結果的に「この憲法の精神は肯定的に受け止められる」可能性を示唆するものだと思います。

私個人としては、なんというか…この危機的状況にある年の春分に、どうして図ったようにこの位置にT木星がやってきたんだろう…という気持ちです。

N木星と冥王星

一方で、N木星はPとTそれぞれの冥王星から強烈な揺さぶりを受けるタイミングです。木星はもともと当該NチャートではMCルーラーですので、刺激を受けることはチャートの示す意味全体に影響を与えるレベルのものになりがちです。

木星は理念・倫理など善なる精神を示す天体ですので、冥王星はもともとあった善の精神を強烈に揺さぶる根底からの影響力を示しています。とくにT冥王星は第12ハウス側からスクエアを形成する形となっているため、テロ的な暴力や地下勢力の見えない策略、民衆全体が潜在的に持つ根深い恐怖や不信、崩壊した人間性が具体化したものなど、広く全社会に強い恐怖や不安を与える現象や行為としてあらわれるでしょう。

2026年2月17日の日蝕が起こる位置

このNにとってはASC上です。この時、現在の憲法の精神が生きるか永遠に死ぬかが決まるのかな…と考えています。

その他にもポイントはありますが、ここではこの大きな3点を取り上げるに留めたいです。

感じたことなど

現在の憲法にとっては本当に生死が分かれる年になりそうで、緊張感ばかりが高まります。しかし、あまりにもタイミングよくNノードにコンジャンクションしているT木星の見せてくれている、加護の可能性を信じたいなという気持ちです。なんだかんだいっても、木星は木星なのですから。

2.サンフランシスコ平和条約調印時点(同時点の東京都)

2つ目に、日本の主権回復と、連合国側との戦争状態の終結を規定するサンフランシスコ平和条約が発効した時点のものを採用してみます。

NPT3重円チャート:内円はサンフランシスコ平和条約発効時点(1952年4月28日 22時30分:東京都)

ポイント

この図は今年、ノードとの縁が多いです。

N太陽とPノード

進行したPノードが今年N太陽とコンジャンクションします。時期は11月中旬、♏️蠍座の新月直前。

P月とTノード

進行したP月は今年Tノードの接触(コンジャンクション)があります。時期は1月後半、♑️山羊座の新月直後。

日蝕との関係

日蝕ごとに次のタイトなアスペクトが形成されます。

日蝕の日付日蝕位置NまたはPとのアスペクト
2025年3月29日♈️牡羊座9°Tスクエア(N土星・天王星+P木星)
2025年9月22日♍️乙女座29°グランドクロス(N月・ASC軸、P海王星・MC軸)
2026年2月17日♒️水瓶座28°クレイドル(Nノード軸0°・月・木星)

ここでは、日蝕となる太陽と月が直接関係するタイトなアスペクトのみピックアップしています。

ハードなコンフィギュレーションが続く年の前半に対し、最後に起こる2026年2月17日の日蝕では様相が異なり、再生・復活を主目的にしそうな配置という印象です。前半の間に、世論や実際の政治の動きがどれくらい良心を取り戻せるかにかかっている気がしています。

国家元首に相当する人物のチャートから考察を深める

今回は現総理大臣と今上天皇(第126代)の出生図をそれぞれ春分図と合わせ、指導者が抱えるテーマから今後の展開を考えてみます。

1.現総理大臣のNPT3重円

NPT3重円チャート:内円は石破茂(第103代内閣総理大臣 1957年2月4日:東京都)

現在の内閣総理大臣は 石破 茂 氏(第103代)です。

1957年2月4日 東京都生まれ。時刻は情報がなく不明です。月は♓️魚座または♈️牡羊座になりますが、ご本人の性格傾向から私は♈️牡羊座だと考えています。

氏のNPT3重円では、まずなんといってもノード軸が方々に絡んでいることが目立ちます。Nノード軸に対しては天王星、Pノード軸に対しては冥王星の接触があります。現在の役割をこのタイミングで引き受けることになったのは、宿命的な側面が強いということでしょう。余談ですが、自民党総裁選の投票結果発表の時刻には、N天王星とPノードの0°に対してT月が0°で突き刺さっており、驚きました。他にも象徴的なアスペクト形成がいくつかありましたが、ここでは割愛します。

次に目立つのは、もともと本人のNチャートの中にある火星・天王星・海王星のTスクエアに対し、春分時点のT冥王星が加わってグランドクロスを形成していることです。ここには前述のとおりPノードも関わっており、氏にとって破壊的な影響を受けることになるか、あるいは氏が社会に破壊的な影響力をもたらす代表者になるかのどちらかになると読み取れます。不動サインでのグランドクロスですので、破壊力は大きく、影響も長引く結果になるでしょう。また、強い信念のもとに力を行使するタイプでしょうから、その信念がどこにあるのかを民衆側はよく見極めなければなりません。ただ、働きかけたところで簡単に曲がりはしないとも思いますので、難しいですね…。

政権がこの期間いっぱいまで維持された場合、最も影響が強い蝕は2026年2月17日だと思われます。この時日蝕はN冥王星とほぼ正確な180°を形成します。他の要素も含めてこの時のチャートを眺めていると、まさに全力を振り絞る感じになるのではないでしょうか。文字どおり燃え尽きるのかなあ…。

2.今上天皇(第126代)のNPT3重円

NPT3重円チャート:内円は今上天皇(第126代1960年2月23日 16時15分:東京都)

今上天皇の正確な出生情報は公開されていますので、ここでは割愛。NPT3重円でまず注目したいのは次の3点です。

  • N太陽とP木星のコンジャンクション
  • N海王星とP冥王星のコンジャンクション
  • N月とP-MCのオポジション

N-Pの組み合わせは、ご本人の中の内的な意識の動きが強まることを示し、それが現実にも表れやすくなります。特に今回の場合、人格の主役たるN太陽にP木星の正確なコンジャンクションがあり、おそらく外交活動に対してこれまでにないほど勢力的に取り組まれる1年になり、なおかつそれが国民に対して頻繁に報道されることになるのかもしれません。

今上天皇が即位されてからこれまでの間、マスメディアは現在の上皇陛下の頃ほど天皇陛下および皇室について報道をしていないと感じます。何らかの意図によって減らされているのだろうか?と想像していましたが、今年はそういうわけにもいかなくなってくるのではないでしょうか。

N海王星とP冥王星、N月とP-MCの組み合わせはいずれも秘めたる大志や使命の実現に関わりやすい配置です。これらのアスペクトは、ご本人の決意をより強め、具体的な行動として全方位に明確に示される作用として働くのだろうと想像しています。

あとがき

昨年の取り組みの時にはまだ「よくわからない」と思っていたのですが、今年はなんだか違いました。

「よくわからない」と言っていたのは、マンデーンはやはり予言の目的を果たせなければならない、またそれが要求されるものだろうと考えていたからです。

しかし、今回の記事を書き始める頃、そこに囚われる必要はないな…と思い至りました。

四季図でその年の全てを読めることはありません。現代の世の中においては重要な出来事が無数にありますが、図の中で表現されるのはごく限られた内容です。

また、一つの国の始原図がひとつだけということもありません。国家はそんなに単純なものではなく、それぞれ特有の歴史背景と精神があります。そのため国家にとって有効な始原図が複数あるのは自然なことと考えた方がよく「”唯一”正解の始原図を探す」試みに意味はありません。そして、その複数の始原図それぞれに対して、プログレス(P)も機能しています。

マンデーンで読めるのは、あくまでも「その時その社会にとって最重要となる出来事やその推移」。それは言ってみれば「その社会にとってのメインテーマ」のようなものです。それが何なのかを素直に読み、見出したことを情報に変えて公開し、多くの人々とともに広く、深く、真剣に考えること。そして意見を交換したり、何かの行動に反映させる動きを生み出すきっかけとなること。それが、現代の占星術師としてマンデーンに取り組む根源的な意義ではないか。

今回の取り組みを通じて、私の中ではこのような考えに落ち着きました。昨年までは苦しかったこの取り組みですが、今年は落ち着いた心持ちで向かい合うことができるようになりました。

今後も、少なくとも年1回は記事を出したいなと思います。

私のサイトによくお越しいただく方の中でも「これを楽しみにしています!」という方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、占星術師にとっても、一般の方にとっても、できるだけ多くの方にとって「今とこれからの社会を考える」きっかけの一つになれば本望です。

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