2018年10月25日:牡牛座の満月
人々はこの閉塞感や葛藤、矛盾に満ちた世界の状態を、本当は「突き抜けたい」のかもしれません。自分の人生にまとわりつく嫌なものを容赦なく振り払って、狭い世間の天井も床も合法的にぶち壊してしまいたいのかもしれません。
「月相図」と呼ばれる新月時・満月時のホロスコープを解釈したものです。当サイトではマンデーン的解釈とともに、その解釈から生まれた詩を一緒に掲載しています。
人々はこの閉塞感や葛藤、矛盾に満ちた世界の状態を、本当は「突き抜けたい」のかもしれません。自分の人生にまとわりつく嫌なものを容赦なく振り払って、狭い世間の天井も床も合法的にぶち壊してしまいたいのかもしれません。
「静観」ということも、時には必要になります。ただ、沈黙するのなら一度心を沈めて集中し、身体の奥深くまで届くように呼吸を整えてみるのもよいかもしれません。公正さと客観性を自己の中に取り戻すことは、自分をより高めるための道標になります。
今は危機を感じている人もまだ少ないと思います。そのままでもいいかな と思うこともあれば、それではだめだと思うこともあって、毎日のように思考も感情もせめぎ合っています。それでも、本当に傾くときは一気に傾くはずですので、色々なことが瞬時に終わってしまいます。そうならないように何を考え、何をすべきかを今選択することは、無意味ではないだろうと思います。私は、今はその選択の一材料として、この月相図の解釈の発信ができればと思っています。
「誰かの力になりたい」とか「誰かを助けてあげたい」という欲求は、ごく自然な物であり、純粋な愛情によって育まれた大切な芽です。その小さな芽が自分の中にあることを、ぜひ確かめてみてください。その想いを自分の中で大切に育んで欲しい ということが、この新月が人々の心に向けて届けようとしているメッセージであると私は思います。
今は人々の無意識の中に小さく佇んでいる「助けたい」という芽が育てば、少しずつ互いを支え合うことができる状況が増えていくでしょう。その道のりは遠くとも、これは人としての大切な欲求を育てることでもあります。所詮理想論であるとも言われると思いますが、人として忘れてはならないことのひとつですので、希望を棄てるべきではないとも思います。互いをいたわることができれば、互いの心の回復にも必ず役立つでしょう。
「豊かな愛にあふれ、安心安全な世の中を夢見ましょう」みたいなメッセージは、私は書きたくありません。それを書いている方は、他にたくさんいますから。それよりも、多くの物事に無関心だった過去を反省して現実を見直し、自らの足元とこれから進む道を整備して、豊かで広い海に繋がりに行けるようにしましょう と書きたいです。夢は現実を創り出すために見るものであり、慰めのためだけに見るものではないからです。人は小さくとも無力ではありません。その力の解放を、あなたが自ら放棄することはないのです。
あなたがこれまで目指してきた自らの進化や発展の方向性や意義は、本当に意味や価値のあるものだったのか?今そこに少しでも疑問があるならば、じっくりと問い直してみてください。また、あなたがこれまで、自らの日常を侵食されないようにと考えて必死に遠ざけてきた世界があるならば、それこそが現実の大部分であるということを受け入れていく時なのかもしれません。あなたもまたこの混沌とした世界の中に生きているのです。
「嵐の時期」は今後数年にわたって世界全体を覆いつくし、ここ日本にも多大な影響を与えると、もうずっと前から言われ続けています。人類全体にとって普遍的な幸福を自然に享受できる世の中へと変革するために、私たちに必要なことは、まず外界の多くを知り、そこに興味を持ってみることでしょう。
今回の月蝕は、こう問いかけています。
これから来る嵐のような時代を生き抜く覚悟はできたのか?
自分自身の理念の軸は築けたか?
この時期天が人々に語ろうとしているのは「たとえ黙っていることを選択しても、抗う気持ちを捨てないで」ということ。それから逆に、決して想いを持て余して腐らないでということ。その想いを心の奥深くで感じきって昇華させ、前を向くための力に変換させるべきだということ。そして、自らの殻を破ってその力を全力で表現したとき、それは多くの人々の心と共鳴し、人間としての親愛の念を通い合わせられる世界を求める潮流となるということです。
休息がたとえ束の間のものであったとしても、今はそれでいいのです。今抱えている問題や不安の原因がすぐに解消するのを望みたくなってしまっても、捻じれた問題はすぐには解決できません。あまりに遠くに輝いている問題解決の到達点にこだわると、また心が消耗してしまいますから、まずはほんの少し心を緩める時間を持ち、その少しだけ緩んだときの感覚を、今はとにかくじっくり確かめるのです。
どんより重い空気がはびこっているこんな時代でも、小さな時の移ろいの中で、時代を動かすための風が吹こうとしているタイミングはいくつもあるのだなと考えさせられます。今回の月相図で示されている流転を求める空気感は、たとえセンセーショナルな表れ方ではなくても、これから先の時間の中に少しずつ溶けて、染み渡っていくのでしょう。
蓄電期間を経ることで自らの願望も定まり、ひとつの到達点を目指す信念も揺るぎないものへとなっていくのだと思います。動き出すまでには時間がかかっても、一度動き始めれば怯まず進み続ける牡牛座の力を是非とも借り受けましょう。
人によっては、目の前の現実の世界ではうまくいっていて、物質的あるいは社会的な豊かさは得られていたとしても、果たして今の自己の姿は本心から望んだものなのか?ということについて疑問が消えずに、自己像の再構築を始めるかもしれません。それは新しく創り出すのではなく、もともと自分の中に持っていたものを表に出し、はっきりとした形にするということです。他者から見れば新しいあなたであっても、あなた自身にとってはおそらく「本来の自分を思い出した」という結果にすぎないでしょう。