2019年8月30日:乙女座の新月
従属するしかない環境の中でも、いつかそこから脱却するために見えない準備を重ねておくことが、後々の自分の人生や社会の正常化のために必要なことなのでしょう。
Synchronicity with Astral Voice
占星術は教えてくれる。あなたの魂も、この地球の魂も、すべてが天空の星々と繋がっているということを。
別名「世相占星術」とも呼ばれるマンデーン占星術について考察したり、解釈を試みたものを記載するカテゴリです。
従属するしかない環境の中でも、いつかそこから脱却するために見えない準備を重ねておくことが、後々の自分の人生や社会の正常化のために必要なことなのでしょう。
私たちが今できることは、自らと人類の尊厳を否定せず、これを失わないために議論を重ねること。混沌の中に点在する真実を拾い上げる力を身に着け、その中から進化の活路を見出すこと。自己と人類の精神的進化を望み続けることでしょう。
今せっかく知らない世界を知るためのきっかけが数多くやってきたのですから、そこから少しずつ、それぞれの人が構築してきた小さな世界に結び付けていくための苗を植えるより他ないのです。
開けてはならないとされてきた箱は、結局開けられてしまうのでしょう。それでも私たちは、来たる時の姿を見届けなければならない。そのための覚悟をしなければなりません。
月相図の記事を書いている過程でひとつの小さな気づきがあったので、残しておくために記事を書きます。
「小さく健全な人としての幸せが満たされる社会を望む意識は誰の中にも存在しているはずだ」という信頼をどこまでもてるかが、一つの集合体としての私たちが自分たちの主権を明け渡さないための最も大切な礎になるのではないでしょうか。
諦めは美しく見えるかもしれませんが、その欠片の蓄積が、いつしか腐敗を招きます。ですから、諦めを積み重ねるのは不毛なことなのです。最善を目指すことを放棄してはならないのです。
日本という国に住まう人たちが絶えず求めてきたものは、遥か昔から一貫しているのかもしれません。それは「風通しのよさ」なのでしょう。
この新月の期間は、もしかするとその一貫した願いに対して素直になれるようなきっかけに出会うための期間になるのかもしれません。「黙って隠していなくてもいい」ということなのかもしれません。
「感情=心」ではありません。目に映る景色の中から感じ取り、見据えなければならない真実はもっと根深いものだということを、♏蠍座の満月は私たちに教えてくれているのです。
「いい時代」になるように創っていくのは、実際には「いい時代になってほしい」と発言した人ひとりひとりです。ですから自らの生き様こそが「いい時代を創る」のだという気概をどうか失わないで頂きたいなと思います。
「自立」と「自律」は常に繋がっていて、切り離すことのできない概念です。 そしてこれは、これからの新しい時代を生きる私たちの最も重要な精神基盤だと思います。どうぞこの満月の期間に、この基盤が自分自身の内側に正しく作られているかどうか、振り返る機会に恵まれますように。
「新しい時代が始まる」という今の空気は、「元号」という一見化石のようなシステムが生きているからこそもたらされるもので、日本人のみが味わえる大変特別なものだと思います。おそらく二度と味わえない、この時代の空気に乗っかって、どうかあなたの人生も、今この時から新しく切り拓いて行って頂きたいなと願っています。